卒業生の声

気持ちを前向きに!

名古屋大学 教育学部

関西学院大学 理工学部
私が受験を始めたのは5月上旬です。残り半年という中で周りの人たちはどんどん知識を身につけていく姿を見て、当初は不安を通り越してやばいと思いました。そこで大学では専攻していなかった心理学の勉強を優先して授業の復習を中心に行いました。授業内でわからない部分はその日に聞きました。これは当たり前に思えますが、どこに疑問の目を向けるかは人それぞれで、その人たちの分まで聞いてメモを取ることで、後々役立つこともあります。
また第一志望の過去問は早い段階で入手しました。それによって、レベルや何を勉強していけばいいのかがわかります。各大学の特徴や勉強の仕方等はOB・OGの方々に聞くことで大切な情報を得ることができました。たとえばテクニカルタームを小さなルーズリーフに書いて(表は単語、裏は説明)覚えるということを実践しました。持ち運びは便利だし、覚えやすかったです。そして9月にはいるくらいまでには今まで習ったところのテクニカルタームを全て書き出し、ある程度覚えるようにしていました。つまりレギュラー後期の授業が始まるまでには知らない用語がないように心掛けました。
そして志望理由書に関しては夏期講習に入る前に2、3回添削してもらっておくことをお勧めします。夏期講習中はとにかく志望理由書と骨子を書く練習をしていました。骨子をうまく書くには、私の場合、時間がかかりました。なのでとにかく先生を頼って何度も添削してもらうことが大切です。
夏期講習が終わり、レギュラー後期の授業が始まる頃から各大学の過去問に取り組みました。この頃になると、なんとなく書くべきことが分かってきて、とりあえず書けるという状態になります。ただ、編入という狭き門を通り抜けるには他の誰よりも要点を押さえて聞かれていることに忠実に答えなければなりません。なので私の場合は何度も書き直してはどこを直せばもっとよくなるかを追求しました。なかなか一発目で完璧な解答を書ける人はいないので、早めに添削してもらうとよりよいと思います。
そして受験期にスランプ状態に陥ったときは気分転換に音楽を聞いたり、寝たりしていました。ただ自分自身あまりスランプ状態に陥っていたか分からず常に不安な気持ちはあったので、そこまでメンタルがやられることはありませんでした。スランプ克服法は人それぞれなので、自分にあったやり方で克服してもらえたらと思います。
最後に、私は今回受験して本当に良かったと感じます。自分の学びたい分野を学ぶ大学に行くことができ、これからがスタートだと思います。受験で終わりではなく、そこからが大切です。また受験生はひとりで戦っているわけではありません。塾の先生やアドバイザーの方、そして家族の支えが合ってこそ受験することができます。日々こうした人たちに感謝しながら、自分の気持ちを曲げずに突き進むことが大事です。たとえもし公開テスト等の結果が悪くても、逆に自分の弱点が分かってよかったという勢いで勉強に望んでください。合格できればその人の勝ちです。そして最も大切なことですが、編入学試験の勉強に関わらず、多少しんどくても楽しいと思える勉強でないと長続きしません。なので自分の勉強したいことは何なのかを良く考えて受験してください。良い報告が届くことを待っています!