卒業生の声

自分に必要なタスクを日課に

大阪大学 工学部

神戸市立工業高等専門学校
私の場合は少し特殊な経緯で編入受験をすることになりました。と言うのも、現役の時に阪大(工・基礎工)を受け、どちらも不合格で専攻科に入学しました。しかしその後心身の病気から学校に行けなくなり約2年近く苦しんでいました。その中で、もう一度編入にチャレンジしてリスタートしようと決心しました。それから受験勉強を始めたのですが、体調が優れなかったこともあり中々上手くいきませんでした、そんな状況の中、苦しみながらではありましたが、私は阪大工学部の合格を掴み取ることが出来ました。これからそんな体験を踏まえて皆さんに伝えたいことを書いていきたいと思います。
まず初めに私の高専時代の成績に関してですが、私は常にトップクラスの成績を維持していました。そのため学校の課題と勉強をこなしていれば大丈夫だろうと思っていました。しかし編入試験はそんなに甘くありませんでした。いざ受けた試験はほとんど解答できずに不合格でした。正直ショックでした。この事から皆さんに伝えたいことは、編入試験においては本番の試験の出来が全てであるということです。例え学校の成績が良くても落ちることは珍しくありません。
次に何事においてもそうですが、「自分の弱点を知る」ということは編入試験においても必要です。私の場合は体調の不良ということもあり完璧な受験勉強ができませんでした。なので、自分に必要なタスク(例えば、基礎的な計算力をつける、苦手な確率を克服する語彙力を増やすなど)に焦点を当てて、それを毎日の日課としていました。正直に言うと学院での課題も出来ないときがありましたが、そのタスクだけは毎日反復で行っていました。そしてペースを維持することも私には必要でした。おそらく皆さんは日々の学校での勉強や課題と並行して受験勉強をすることになると思います。その中で、゛無理なく゛受験勉強をするという事がとても大切なこととなってきます。即ち、自分に一番合った勉強スタイルを見つけるという事が大事です。
編入試験において私が最も大切だなと感じるのが「受験する目的」です。何のために受験するのか、という事がそのままダイレクトに勉強のモチベーションにも繋がります。なので、なるべく早い段階からの情報収集は自ずと必要になります。自分のやりたい研究をしている研究室のリサーチ、訪問など早ければ早いに超したことはないと思います。そして最後に皆さんに伝えたいことは、自分を信じてやり抜くという事です。試験までの日が近づくにつれ不安が大きくなることでしょう。しかし、そんな時にこそ「上手くいく」と信じて勉強を続けることが最も大切です。私はその先にしか本当の合格はないと思います。どうしても不安なときは、学院のスタッフの方や先生を頼ってみてください。きっと今のあなたに合ったアドバイスをしてくれるはずです。皆さんが夢に向かっての第一歩を掴めるように応援しています!頑張ってください!!